
本人の状態だけでなく、家族の暮らしも
療養を支えるご家族は、処置や介助に加え、物品の準備、連絡調整、通院の付き添いなど、目に見えにくい役割も担っています。一つひとつはできていても、休む時間がほとんど残らないことがあります。
相談するときは、ご本人の状態だけでなく、支える家族の生活もお伝えください。大変さを証明するような説明は必要ありません。「眠る時間が取れない」「仕事の予定を組めない」という言葉も、支援を考える大切な情報です。
一日の中で、負担が重なる時間を探す
朝の支度、食事やケア、外出、夜間の対応など、負担が集中する時間を書き出してみます。毎日の細かな記録ではなく、「この時間は一人では難しい」という場面を伝えるだけでも構いません。
ほかの家族が手伝える時間、育児や仕事の予定も合わせて共有しましょう。家族が同居していることだけで、常に介護できるとは限りません。実際にできることと、続けるのが難しいことを分けて確認します。
訪問看護だけでなく、支援全体を見直す
訪問看護は療養生活を支える役割がありますが、家族の休息のために常時ご自宅に滞在するサービスではありません。必要な看護と、それ以外の生活上の支援を整理し、関係者と組み合わせを考えます。
高齢の家族の介護で相談先が分からない場合は、お住まいの地域を担当する地域包括支援センターなどが相談の窓口になります。すでに担当ケアマネジャーがいる場合は、現在の生活に計画が合っているか相談しましょう。
相談で決めるのは、小さな一歩から
すぐにすべてを変えられなくても、「まず誰に相談するか」「次の訪問までに何を確認するか」を決めると、進めやすくなります。ご本人が大切にしていることと、ご家族が続けられる範囲の両方を共有しましょう。
NiCOでは、ご本人とご家族の思いを伺い、必要な看護や関係者との連携を考えます。負担に感じていることも、遠慮せずご相談ください。

