
成人期への移行は、誕生日当日に一度に済ませる手続きではありません。医療・生活の支援ごとに、変わることと継続できることを早めに確認しましょう。
年齢で一斉に変わると思い込まない
通院先、福祉サービス、医療費助成等は、それぞれ対象条件や切り替え時期が異なります。「18歳になったら全部変わる」「今の支援はすべて続く」と決めず、制度ごとに確認します。
相談を始めるときは、現在の支援を一覧にし、担当者と確認期限を書き添えると整理しやすくなります。複雑な制度を家族だけで調べきろうとせず、相談支援専門員等と進めましょう。
医療の引き継ぎは、普段の生活情報も一緒に
受診先の変更を検討するときは、診療情報だけでなく、在宅で必要なケアと本人の伝え方も共有します。学校で使っていた連絡方法が、卒業後にどうなるかも確認してください。
訪問看護が継続できるか、医師の指示書の依頼先が変わるかも調整事項です。新旧の支援者で連絡できる時期に、情報共有の方法を相談しておくと行き違いを減らせます。
卒業後の一日を具体的に描く
学校がある日と卒業後では、日中の過ごし方や家族の付き添い時間が変わります。通所先、送迎、休息、医療ケアを担う人を一日の流れに沿って考えましょう。
家族の勤務が続けられるか、きょうだいとの時間が確保できるかも支援計画の一部です。現在困っていないことでも、支援が途切れる時期を見越して相談する価値があります。
本人の希望を、家族の心配と並べて確認
進路や暮らし方の相談では、本人が好む活動や人との関わりも共有します。医療ケアを安全に行うことと、本人らしい生活を続けることを一緒に考えます。
奈良県の相談窓口や地域の支援者と連携し、変更点を一つずつ整理しましょう。NiCOへの相談では、変更予定の時期、現在の訪問看護・主治医、継続したい支援をお知らせください。
相談の例と伝え方
次の内容は、相談を整理するための例です。実際の利用者さまの事例ではありません。
卒業後の通所先は検討中です。今の訪問時間を変える必要がありますか。
卒業予定、想定する送迎と日中の過ごし方を共有し、変更が必要な時期と調整先を確認します。
小児科から紹介される予定ですが、指示書の依頼先がまだ分かりません。
現在の医師と移行先、受診予定を整理し、指示の引き継ぎを誰が調整するか確認します。
相談前の確認メモ
分からない項目は、そのままお知らせください。すべてをそろえてから連絡する必要はありません。
- 通院・福祉・助成ごとの変更時期
- 卒業後の日中の居場所と送迎
- 指示書の依頼先と訪問看護の継続
- 本人の希望と家族の生活の見通し
生駒市・奈良市などで、訪問看護をご検討の方へ
お住まいの地域と、いま困っていることからお聞かせください。必要なケア、制度、訪問できる体制を確認してご案内します。
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