在宅療養の相談を表したイメージイラスト
まず知っておきたいこと

意思伝達は、本人が使いやすい方法と待ってほしい時間を共有することが出発点です。道具の導入だけでなく、家族や訪問スタッフの確認方法をそろえます。

話す力と、伝えたい気持ちは別に考える

声で説明しづらいときも、本人に確かめる時間を確保することが大切です。周囲が話を先回りすると、同意したのか、訂正したいのかが分かりにくくなることがあります。

「答えを待ってほしい」「家族と別に話したい」などの希望を、訪問前に伝えて構いません。説明の速さや質問の数も、疲れ具合に合わせて調整します。

普段使う方法と、疲れたときの方法を用意

筆談、文字盤、スマートフォンなど、使いやすい方法は状態や場面で異なります。初めから高価な機器を購入するより、主治医や関係する専門職へ相談し、操作のしやすさを確認しましょう。

普段の方法が使えないときの合図も考えます。「はい・いいえ」「休みたい」「痛い」など、短い確認の方法を支援者間で共有すると、訪問のたびに説明し直す負担を減らせます。

家族とスタッフで受け取り方をそろえる

本人の合図について、家族だけが分かることもあります。どの動きが何を示すか、確認し直すときはどうするかを、本人を交えて共有してください。

読み取った内容は、相手の意図と一致しているか確認します。意思伝達に時間がかかることを理由に、重要な説明や希望の確認を省かないよう、訪問時間の使い方も相談しましょう。

機器と生活の変化を見越して相談する

道具の調整や相談には時間がかかる場合があります。手が疲れる、画面を操作しにくいなど、使いづらさを感じた時点で支援者へ伝えると次の方法を検討しやすくなります。

NiCOへ相談するときは、現在使っている方法、使える時間帯、家族以外にも伝えたい内容をお知らせください。具体的な機器選定は、必要な専門職や地域の相談先と連携して考えます。

相談の例と伝え方

次の内容は、相談を整理するための例です。実際の利用者さまの事例ではありません。

筆談で説明できますが、長い質問が続くと疲れます。

一回に質問する数、休みたい合図、ゆっくり確認してほしい内容を、初回訪問の前に共有します。

家族には分かる合図が、新しいスタッフには伝わりません。

本人と一緒に合図と意味を確認し、読み取れないときにどう聞き直すかを支援者間でそろえます。

相談前の確認メモ

分からない項目は、そのままお知らせください。すべてをそろえてから連絡する必要はありません。

  • 普段の伝え方と疲れたときの合図
  • 待ってほしい時間・避けたい関わり方
  • 道具を使いづらく感じる場面
  • 家族・医療者に必ず伝えたい希望

生駒市・奈良市などで、訪問看護をご検討の方へ

お住まいの地域と、いま困っていることからお聞かせください。必要なケア、制度、訪問できる体制を確認してご案内します。

関連するご利用案内を見る NiCOへ相談する
← コラム一覧に戻る